嶺北がチームとして軌道に乗り始めた時期、初めて10人以上の選手が入団した5期生。ひとりひとりの個性とガッツも魅力的だった。
とにかく練習が好きな代で、室内練習場には毎日のように自主練のティーバッティングの音が響いていた。
結果が出なくて悔しい思いもいっぱいあったと思う。でも、君たちは、いつも前を向いて、チームワークで乗り越えてきた。キャプテンの健太郎が何か呼びかければ、必ず応える仲間がいた。最後の大会となった永平寺大会で、全員そろって戦った時の笑顔を、私はずっと忘れないだろう。その悔しさは、きっと君たちの血肉になっている。
野球は努力しても努力しても、簡単には結果が出ないスポーツだ。でも、だからこそ素晴らしいのだと思う。3年間でこんなに大きくなった君たちが、清々しく、ひたむきに夢を語るとき、少しでもそのお手伝いができたなら、私たちは誇りに思う。
君たちは、これから進むチームそれぞれで、きっとかけがえのない選手になるだろう。その中で、沢山の壁に突き当たるに違いない。
でも、前田監督がはなむけに贈った言葉のように、それが成長の証だ。ひたむきに努力している者にだけ壁は現れる。胸を張ってそれを乗り越えて行け。
いつか甲子園で会うのを楽しみに待っている。
卒団おめでとう!
6期生も5期生を目指し、超えていってほしい。
そして、彼らに続く新人よ来たれ!