今年は、3日間天候に恵まれ、初夏の気持ちの良い空気の中でプレーをさせていただきました。
3日間、のべ5人のピッチャーが、それぞれの持ち味を活かし、力投しました。
守備もミスはありましたが、必ずそれを取り返そうとするガッツを発揮し、要所で流れを渡しませんでした。ファインプレーの後、チームメイトどうしで称えあう姿が印象的でした。
打撃も、ひるむことなくぶつかってゆき、決勝戦でも効果的に打線がつながりました。
9回タイブレイクまでもつれた準決勝では、1点ビハインドで迎えた9回裏にダブルプレイで2死得点無しと追い込まれましたが、2人がしぶとく四球を選んでつないだ後、吉田凜君が鮮やかなヒットでサヨナラ勝ち。これで決勝戦へ向けての勢いが最高潮になりました。
劇的なサヨナラから一夜明けた決勝戦の朝も素振りで怠りなく準備。
優勝へチームを導いた主役はプレーした選手だけではありません。直前に左手を骨折した主将の伊藤君、故障中の戸田君もランニングコーチと、声出しでチームを鼓舞してくれました。
出場登録14人、誰一人わき役がいない、全員主役の大会でした。
決勝戦は三振を奪ってゲームセット、みんなで優勝を決めた瞬間です。
大きな優勝カップを手にした表彰式。
3日間ずっとマスクをかぶってピッチャーをリードし、準決勝でサヨナラを決めた吉田凜君が今大会の最優秀選手に選ばれました。
特に3年生は、入団以来ここまで積み上げてきたものが確実に実を結んだ大会だったと思います。
この力で、ジャイアンツカップや選手権大会でも大きな花を咲かせましょう。
優勝おめでとう!!